いまさらながら、NHKの「中高年のためのパソコン講座」を見た。
ちょうど「文章をローマ字入力してみよう」という回だったので、見ながら「ああ、パソコンを使うことは、事実上ローマ字を知っていることを前提にしているんだ」などということを再認識した。
それと同時に、雑誌やらなにやらで、英語だけでしか説明していない噴出し(例えばBuy CD")とかがあるのに、一般の消費者はあまり不自由を感じていないように思える。
そういう意味では、日本人は英語にかなり親しんでいると言えるのではないか。もちろん、しゃべれない、とは言われるが、十分使えていると言えると思う。
例えば中国に行けば、この意味するところが分かると思う。
日本では、例えば外国人が来て「バスに乗りたい」「タクシーを拾いたい」といっても、バスやタクシーといった言葉は通じる。考えてみれば英語を知らなくても、外来語由来のカタカナは日本中にあふれかえっている(「ブロッグ」だって、きっとそうだ)。
ところが例えば中国。バスは「汽車(チーチュー)」、コンピュータは「計算機(ジーシュアンジー)」といった具合に中国語にしてしまうので、原語の発音が全然残っていない。そのため「バス」といっても、僕が旅した西安から西では全然通じなかった(都市部では通じるのだろうか)。
などと話が膨らんだのを見て「自分に関係ない」と思っていた中高年のパソコン講座だが(今はデジカメ講座かな)、いろいろ気づかされることがあるな、と思って、あらためてhiroshさんの顔をキャプチャーしたのであった。