さて、昨日はIPA Spring 2003の説明が途中になってしまいましたので、あらためてエントリーをたてることにしました。引き続き未踏ソフトウェア創造事業についてのレポートです
さて、しばらくバーチャルに、ブースを歩いていきましょう。
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まずは、「インターネットライブ放送における統合ソフトウエア」をご説明しましょう。Windowsベースで放送局に必要な機能のほとんどをカバー。なんと同時多元中継や、アプリケーション画面(PowerPointなど)とのサイマルキャストまで可能とのこと。デコーディングにプロセッサパワーをとられてしまい、まだディレイが出るようですが、ふつうの家庭用PCでここまでできると、本当に楽しく使えそうですよね。佐々木さんにオススメです(参考動画)
おつぎは、2年連続でプロジェクトが選ばれている(前年のは↑)、酒井さんのSqueakベースの協調型情報エージェント(Squeakについては、日本語の説明もありますのでそちらをご参照)。3D空間上にSqueakベースでオブジェクトをつくり、それをネット経由でリアルタイムに共有できるというもの。Smalltalkを祖にもつ(だからPMがアラン・ケイ!)Squeak上でどんどんオブジェクトを作り、それを共有していくのはワクワクしますが、問題はやはりSqueakという環境に依存しているところでしょうか。(参考動画)
ここの人は、担当の技術の人が理論について、熱く熱く語ってくれました。でも、大学の研究室にいたときのような会話で、ふつうの人には解読不能だったでしょう。
ずいぶん歩きましたね。次は「GPS機能を使った都市型モバイルコミュニティシステム」です。むかし、こんなことを考えていた自分にとっては、単純に面白そうです。
お次は「京大マイコンクラブ」。プロジェクトも興味深いのですが、まずはいまだに「マイコン」という言葉を使い続けるクラブの潔さに脱帽です。さすがに「パーコン」とか言っている人はいないと思いますが。
内容はSSHを使って無線LANのセキュリティを高める、というもの。3台の無線LAN端末が転がっている自宅で、週末さっそくテストしてみよう。
あと1時間でショーがしまってしまいます。駆け足で進みましょう。
P2Pニュースブラウザ「glucose」。RSS対応とのこと。インストールしてみたのですが、ティッカーを出す機能なんかがあって、なかなか面白いです。
このモーションキャプチャーシステム、いついっても説明する人がつかまっていて、詳しい話が聞けませんでした。
ほらほら、面白そうなのに!残念。
お次は「たけのこデスクトップ」。WindowsのGUIシェルなのですが、すべてのオブジェクト(ファイルとかのこと)はすでに指定されたアプリケーションで開かれた状態でサムネイル化されており、それをブラウズして「これだ!」と思ったら拡大していきます。最大化された時点で、アプリケーションが起動します。
イメージとしては、すべてのファイルは指定されたアプリケーションで作業中の状態で保存されており、目的のものにスイッチしていく、という感じですか。ただ、ズーム・イン/アウトの仕方が、マウスでドラッグしながら前方/後方に進むというもので、ちょっと僕の直感的な操作感覚とは逆で、ちょっと使いにくかったです。
まだネットなどでは公開していないようです。
ふー、終わったー。総勢はこんな感じです。って、よく見たら一部のブースには「前」「後」とか書いてあるぞ。なんじゃ、こりゃ(とIPAの人に聞く)。
なんと、4日間の会期中、一部の人たちは入れ替えられてしまうそうです。ということは、木曜か金曜にもう一度行かないと、全員を網羅できないってことですかー。