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関 信浩が2002年から書き続けるブログ。ソーシャルメディア黎明期の日本や米国の話題を、元・記者という視点と、スタートアップ企業の経営者というインサイダーの立場を駆使して、さまざまな切り口で執筆しています

航空会社のチェックインも、どんどん進化(と呼べるかどうか分からないが)を続けている。米系が先行したe-ticket(空港のカウンターで身分証明書やクレジットカードで発券)は日本系にも普及し始めた。

しかし米系では2000年過ぎから空港にキヨスク端末を置いて、荷物をチェックインしなければ、発券までほぼ無人で済むようにしていた。

最近はさらに進化し、家やオフィスで航空券をプリントアウトして持参する「Easy Check-in(ユナイテッド航空)」などが普及し始めている。

荷物をチェックインしないキャリーオン派には、嬉しい限りである(もっとも旅行中はプリンターを持っていないので印刷できないことが多いが…)。

荷物をチェックインしない乗客は、航空券を持たなくても(e-ticketの場合)飛行機の搭乗口にあるカウンターまで直接行けたので、それこそ飛行機の出発直前に滑り込むなどという芸当もできた。

しかし911事件以降、航空券を持っていない人はセキュリティー・チェックポイントから先に入れなくなった(日本ではなじみが薄いが、アメリカでは911以前は、セキュリティー・チェックを受ければ飛行機の降口まで出迎えができた)。そのため、チェックイン作業をしなくても済むのに、チェックインの長蛇の列に並んで、チケットを発券してもらうなどという面倒なことが発生していた(キヨスク端末のおかげで多少は緩和されているが)。