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関 信浩が2002年から書き続けるブログ。ソーシャルメディア黎明期の日本や米国の話題を、元・記者という視点と、スタートアップ企業の経営者というインサイダーの立場を駆使して、さまざまな切り口で執筆しています

最近blogにAmazonのアフィリエートを示すバナーを見かけるようになる。
昔は「Blogにアフィリエート・バナーがあると、いかにも金儲けでやっているように見られそうでイヤだなぁ」と思っていたが、よくよく考えるとそういう理屈は成り立つのだろうか、と思ってきた。

例えばblogを見ていて本が紹介されている。

「たぶんアマゾンのアフィリエートだ」と思う。
でもその本に関心があるし、そのblogで喚起されて買いたいと思った。

アフィリエート経由でもそうでなくても、その本の値段は一緒。
つまりこの購買者にとって、
・アフィリエートを使っても使わなくても、利害関係はない

では、アフィリエートを使う場合使わない場合の、精神的な状況はどうか。

1)アフィリエートを使う=blogの作者にお金が入る
→いつもblogを見ていることに対するギフトみたいなもの

2)アフィリエートを使わない=blogの作者にお金が入らない
→別に作者にお金を供給するために見ているわけではない
→自分はお金を払うのに、人が儲かるのは納得いかない
→自分がお金を払うことによって儲かっているのだから感謝しろ。でもアフィリエートだと分からないから、感謝されないから使いたくない

で、後者はどういう感情でくるのかと考えると、
・blogを読むのは無償の権利
・blogを読んでやっている

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なんかいろいろ考えると面白そう。分類してゲーム理論的に考察しても面白そう。
とりあえず時間がないのでメモ的に。