Sync A World You Want To Explore

関 信浩が2002年から書き続けるブログ。ソーシャルメディア黎明期の日本や米国の話題を、元・記者という視点と、スタートアップ企業の経営者というインサイダーの立場を駆使して、さまざまな切り口で執筆しています

ちょうど週末に柏崎に行っていた友人が、昨晩の新潟中越地震に見舞われた。今朝まで停電していて、電話も通じなかったらしいが、こちらからの安否確認の携帯メールは受信できたようで、今朝になってメールで返事があった。電話はつながらないものの、メールは即時のやり取りができたので、こちらで電車などの運行状況や復旧見通しを考慮して、東京へ帰るための方法を提案。無事に帰路についたようだ。

今回の地震に伴っては、NHKが安否確認用サイトの開設や、教育テレビでの安否確認など、新しいメディアを積極的に使おうとしていたのが印象的だった。10年前の阪神大震災では、インターネットが緊急時のメディアとして注目を浴びたが、今回のように携帯を使った安否確認サイトの開設などを見ていると、ブログモブログが緊急時の安否確認に有効なのではないかと改めて考えさせられた。

個人ブログは個人一人ひとりが所有しており、「親が毎日見ており、2〜3日更新がないと『生きてるか』と連絡がある」というように、平時においても一種の安否確認として使われている。

もし今回のような災害時に、位置情報(GPS情報)付きで自分のブログを更新できれば、どこにいるのか、という情報も含めた連絡手段になる。もちろん携帯メールが動いていることが条件だが、電話が輻輳しているときに携帯メールが生きていたことを考えると、電話に変わる代替手段にはなり得るだろう。

今回の地震で、モブログを使って安否情報を送った例があるのかどうかは分からないが、携帯からのブログ環境(投稿だけでなくフォーマットなども含めて)がもっと整えば、災害時の緊急連絡方法として使える可能性は十分あるような気がする。

まだ推敲があまりできていないので、まずはこの辺りでポストしておこう。