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関 信浩が2002年から書き続けるブログ。ソーシャルメディア黎明期の日本や米国の話題を、元・記者という視点と、スタートアップ企業の経営者というインサイダーの立場を駆使して、さまざまな切り口で執筆しています

村田代表、青木共同代表(当時)=2003年7月かものはしプロジェクトを進めるメンバーから、報告会についての内容の告知を頼まれました。ただ単純に告知だけを載せても効果がないかもしれないので、かものはしプロジェクトについて、簡単にまとめてみます。

「かものはしプロジェクト」とは、「カンボジアの児童買春問題に取り組むNPOです。従来の寄付に頼った体制を脱却し、IT事業によって自ら収益をあげるという、革新的なモデルをもっています」(告知分での説明)とあるように、カンボジアの児童買春問題に取り組むNPOです。

私自身は2年ほど前に、代表の村田さんや共同代表(当時)の青木さん、本木さんなどの主要スタッフにお会いするチャンスに恵まれ、その後いろいろな形でお付き合いさせていただいています。

とはいえ、私自身は特に積極的にプロジェクトの支援をしたりしているわけではなく、一緒にゴハンを食べに行ったり、取材をセットアップしたり(執筆せず)といった部分で関わっているだけですが…。

知り合ったときには学生だったメンバーも、今ではみなさんフルタイムで活躍されています。ということで、プロジェクトからいただいた告知を以下に。



        NPO法人かものはしプロジェクト
たまごプロジェクト終了報告会のお知らせ
―  ITでカンボジアにイノベーションを起こす ―
ソーシャルベンチャーという取り組み

かものはしプロジェクトは、カンボジアの児童買春問題に取り組むNPOです。従来の寄付に頼った体制を脱却し、IT事業によって自ら収益をあげるという、革新的なモデルをもっています。

新しいスキルで、新しい自立へ。
―買春被害をまねく貧しさからスキルによって飛び立つ

私達はまず、買春の被害に遭う危険のある貧しい子ども達を対象にスキル教育を行う、職業訓練センターを設立しようとしています。そこでは英語に加えてITという、現地での需要に対して教育の場が不足している新しいスキルを教える事で、子ども達の就職に強みを与えられると考えています。

オフショア開発で事業収入のあるセンターをつくる
―寄付に依存しない安定した職業訓練施設を目指して

当団体のミッションは、カンボジアにおける児童買春の撲滅です。しかしただ寄付を集めているだけでは、達成できないと考えます。私達が目指すのは、長期的に運営でき、またお金ではなくスキルを
提供する自立支援施設です。そのために計画しているのが、日本から受注して職業訓練センターの
スタッフと協働でおこなうオフショア開発です。オフショア開発では、カンボジア―日本での賃金格差によって運営費用をえることができます。

このように自ら収益をあげるセンターを設立することで、貧しい子ども達に対して長期的かつ安定的な支援をおこなうことができます。またお金を与えるのでなく、カンボジアが事業によって自立的に発展することを支援し、ビジネスと社会貢献の両立を行います。

現地でのパソコンスクールの成果報告
―子ども達と向き合ってみえた、成長の可能性

かものはしプロジェクトは2002年に設立し、2年後の2004年6月にはカンボジアに職業訓練センターを設立するべく現地に展開しました。また2004年の10月から2005年3月までの半年間、試験的にパソコン
スクールを行い、現地で好評のうちに終了しました。

今回の報告会では2004年10月より始まったカンボジア現地への基盤作りに始まり、現地NGOの子どもたちを対象に試験的に行ったパソコンスクールを含んだ、「たまごプロジェクト」の実施報告会を行います。

起業に興味がある方、ソーシャルベンチャーに興味のある方にはぜひ、構想から2年で現地展開まで実現した、私達の取り組みを見て頂きたいと思います。

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□■たまごプロジェクト終了報告会■□

■ 日時 :2005年4月24日(日) 18時〜20時半 終了予定
      その後、懇親会も予定しています。

■ 会場 : 文京シビックホール 会議室1,2
     http://www.b-civichall.com/

■ 定員 : 85名

■ 参加費: 500円(資料代など)(会員無料)

■内容 :
・ たまごプロジェクトの成果報告
たまごプロジェクトは、子ども達へのよき接し方について学ぶ事を目的として行いました。
様々なバックグラウンドを持ち、年齢、能力に違いのある子ども達に教育を行うのに、必要な事とは何か。それを検証したのが、今回のたまごプロジェクトです。カンボジアにて現地NGOと提携し、保護された子どもたちを対象にスクールを行った、半年間で学んだ成果を、ここで報告いたします。

「カンボジアの子どもたちにパソコンを教えるうえで大切なこととは?」
「初めてカンボジア人スタッフと仕事をする中でわかった困難とは?」
カンボジア人スタッフと共に歩んでの苦労話・失敗談、予想だにしなかった現地でのトラブル、駐在スタッフも眼を見張った、子ども達の成長記録や、驚きのエピソードなどを、定量的なデータとともに詳しくお伝えします。

・ 現地からのビデオレター「カンボジア事務所の一日」
このコーナーでは、カンボジア事務所のパソコンスクールの一日をお見せします。子どもたちがかものはし事務所で学ぶ姿やコメントとともに、カンボジア人スタッフからのメッセージ、駐在員による半年間のパソコンスクールを運営しての感想や、カンボジアでぶつかった壁をどのように乗り越えていったかなどの苦労談に至るまで、リアルな映像にてお伝えします。

・ 財務報告
システム開発事業部の収益、会費などの今期の決算と今後の予算を報告します。ここでは、会員、寄付者の皆様からいただいたお金がどのように使われたのか具体的に説明します。

・ 今後のかものはしプロジェクト
2005年の3月のたまごプロジェクト終了後に、私たちが予定している
「調査・ITプロジェクト」
についてお伝えします。2004年の現地展開を元に、2005年は「子ども達に本当に必要な訓練とはなにか」を探っていきます。またかものはしのシステム開発部門、Xperlの次年度予定もお伝えします。今後の展開について、皆さんのご意見も頂けたら、と思っています。

★報告会には、こんな人に参加してほしい!★
・ 自分もITを使って起業したい
・ ソーシャルベンチャーに興味がある。
・ 社会的に支援になるようなことをしたい
・ 発展途上国の子ども達を助けたい
・ カンボジア現地での活動の生の話が聞きたい
スタッフ・学生プログラマーとして、かものはしの活動をサポートしたい

■かものはしプロジェクト スタッフ ・ 学生プログラマー 募集!
かものはしプロジェクトは、一緒に活動するメンバーを募集しています。

ソーシャルアントレプレナー(社会的起業)に興味のある方、途上国の子どものために活動したい方 、
なにか社会のためにいいことをしたいなと思う方、座学では満足できない方、その他なにか新しいことをやりたい方、ぜひ活動に参加してみませんか。興味のある方はお問い合わせinfo@kamonohashi-project.netまでご連絡ください。

※事務所が東京都調布市国領町にあるため、東京近郊に在住の方を対象としております。国領事務所に来ていただけない場合、誠に残念ですが、スタッフとしての活動は難しいです。ご了承ください。

■ 報告会 参加申し込み
support@kamonohashi-project.net まで、下のフォーマットを送ってください。
【 締切 】 4月22日(金)
※ お申込は直前まで受け付けますが、定員の関係上お早めにお申込下さい。
※ 希望者が定員を超えました場合、申し込み先着順とされていただきます。
参加いただけます方にはこちらからご案内のメールを送らせていただきます。

申し込みフォーマット
タイトル:たまごプロジェクト終了報告会参加希望
* お名前 : 
* メールアドレス : 
* 電話番号 :
* 懇親会参加 : 希望する ・ 希望しない


NPO法人かものはしプロジェクト

   http://www.kamonohashi-project.net/index.php


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【質問・お問い合わせ】
会員事業担当 大久保敦代
support@kamonohashi-project.net