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関 信浩が2002年から書き続けるブログ。ソーシャルメディア黎明期の日本や米国の話題を、元・記者という視点と、スタートアップ企業の経営者というインサイダーの立場を駆使して、さまざまな切り口で執筆しています

お盆だが、実家が東京ということもあり、毎年とくには出かけない。今週は後半から休みだったので、週末までノンビリしようと計画していた。

しかし世間的には、大変な1週間だったようだ。

NY一帯では大停電。日本は日本で広範囲に大雨。そして、ネット上では最大規模のウイルス警報。

しかし今週は、本当にいつもと違う、大変な1週間だったんだろうか?

冷静に考えると、本当に大事件が重なったわけではないような気がする。大雨による被害は毎年起きているし、ウイルスだってそうだ。本当にでかい事件はNY大停電ぐらいだろう。

では、なんで、大変な1週間、と感じてしまったのだろうか。

自分がノンビリしているため、こうした事件を何度も何度も、ネットやテレビなどで繰り返して見てしまう。そうするうちに、なんとなく自分の中でのインパクトが増幅されてしまったから、という気がする。

ふだんは1日にニュース番組などは2度ほどしか見ないが、今は家にいるので何回も何回も見ているからかもしれない。

振り返って、最近の報道過熱(過多)ぶりを考えると、日ごろマスメディアのこうした垂れ流し報道にさらされてしまっている人は、自分の判断というものが相当、影響を受けてしまうのではないかと懸念してしまう。

自分で判断するという習慣をどこかで積み重ねないと、こうした影響をモロに受けてしまうようなってしまうだろう。別にBlogでやるに限ったことではないが、自分の考えを冷静にまとめる時間を作ることは、情報過多な今の時代に求められていることかもしれない。